特別受益・寄与分主張サポート|相続人間の「不公平」を解消します

「兄だけが親から多額の援助を受けていた」「私だけが、長年親の介護を一身に背負ってきた」。法定相続分通りに遺産を分けるだけでは、到底納得できない。そのような、相続人間の「不公平感」は、遺産分割協議が紛糾する最大の原因です。
法律は、このような不公平を是正し、実質的な公平を実現するための制度として、「特別受益」と「寄与分」を定めています。しかし、これらの権利を法的に認めさせるためには、客観的な証拠に基づいた、専門的な主張が不可欠です。当事務所は、あなたの抱える不公平感を、法的に正当な権利へと転換し、あなたの貢献が報われる、納得のいく遺産分割の実現をサポートします。
相続の「不公平」に関する、こんなお悩みはありませんか?
- 兄弟の一人だけが、親から住宅購入資金や開業資金の援助を受けていた。
- 他の兄弟は高額な学費(私立医学部など)を出してもらったが、自分はもらっていない。
- 自分が親の事業を無給で手伝ってきたおかげで、財産が維持できたはずだ。
- 長年にわたり、自分や自分の妻が親の介護・看護を担ってきた貢献を評価してほしい。
- 他の兄弟が主張する「寄与分」が、あまりに過大で納得できない。
- 特別受益や寄与分を主張したいが、どう計算し、何を証拠とすれば良いか分からない。
「不公平」を是正する2つの法的制度
相続人間の実質的な公平を図るため、法律は以下の2つの制度を設けています。
① 特別受益|「もらいすぎ」を調整する
特定の相続人が、亡くなった方から受けた、遺産の「前渡し」と評価できるような特別な贈与(住宅資金、学費、営業資金など)のことです。遺産分割の際には、この特別受益の額を一旦、相続財産に加算した上で(持ち戻し)、各相続人の相続分を計算します。これにより、生前に多くの援助を受けた相続人の取り分は、その分だけ差し引かれ、相続人間の公平が図られます。
② 寄与分|「特別な貢献」に報いる
亡くなった方の事業を手伝ったり、療養看護に尽くしたりすることで、その財産の維持または増加に「特別な貢献」をした相続人が、その貢献度に応じて、法定相続分に上乗せして遺産を取得できる制度です。あなたの犠牲的な貢献が、具体的な金額として評価され、相続分に反映されます。
主張の成功は「客観的な証拠」が全て
特別受益や寄与分は、「不公平だと感じる」という感情だけでは認められません。主張を成功させるためには、その事実と金額を、客観的な証拠に基づいて証明する必要があります。
- 特別受益の証拠例:預金の取引履歴、贈与契約書、不動産の登記事項証明書など
- 寄与分の証拠例:介護日記、医療費や介護用品の領収書、親の預金からの生活費引き出しがないことの証明など
これらの証拠を、ご自身だけで収集し、法的に有効な主張を組み立てるのは非常に困難です。特に、他の相続人が管理する預金履歴などの開示には、弁護士の協力が不可欠です。
当事務所は、皆様の複雑な相続問題を解決するために、他にはない強みを持っています。
- ①1972年創立、所属弁護士数約100名の実績と経験
1972年の創立以来、半世紀にわたり数多くの相続案件を手掛けてまいりました。約100名の弁護士が所属しており、それぞれの事案で蓄積された豊富な判例知識と実務経験を基に、最適な解決策をご提案します。 - ②税理士・司法書士有資格の弁護士が対応
相続問題、特に不動産や多額の財産が関わるケースでは、税務の視点が欠かせません。当事務所横須賀支店には、税理士・司法書士有資格の弁護士が在籍しています。法務と税務、登記の全方面から多角的なアドバイスをして最善の解決を目指します。 - ③グループ内で連携したワンストップサービス
当事務所は、司法書士、税理士、土地家屋調査士、不動産鑑定士、不動産仲介業者がグループ内に存在するため、各専門家と緊密に連携し、あらゆる手続きをワンストップでサポートすることが可能です。
相続にお困りの方は虎ノ門法律経済事務所にご相談ください。
特別受益や寄与分の主張は、相続人間の感情的な対立が最も激しくなる場面です。しかし、それは、あなたが正当な権利を主張し、真に公平な相続を実現するために、法律が認めた大切な権利です。私たちは、あなたの想いを法的な主張へと整理し、その主張を裏付ける証拠を収集し、あなたの代理人として、他の相続人や裁判所に対し、粘り強く説得・交渉を行います。泣き寝入りする前に、まずは一度、私たちにご相談ください。
>>無料相談の流れはこちら本記事は、令和7年8月15日時点の法令等に基づき作成しております。法改正などにより、最新の情報と異なる場合がございます。具体的な事案については必ず弁護士にご相談ください。

広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としています。
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員