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依頼者（年齢・性別）

４０代女性

亡くなられた方

依頼者の父

相談者の属性

被相続人の娘

遺産種類

不動産

相談に至った経緯

依頼者の父は再婚しており、依頼者は父と前妻との間の子でした。今回、後妻との間の子からの連絡により、父の死亡を知りましたが、後妻との間の子らとはほとんど連絡をとっていませんでした。父の財産状況も全く分からず、父と後妻との間の子は3人であり、その内の１人は精神疾患を抱えていたため、話し合いが難しい状況でした。

弁護士が対応したこと

依頼者は後妻の子らとほとんど付き合いがなく、遺産分割協議に強いストレスを感じていました。そのため、自身が低額で妥協してしまうことを懸念し、遺産分割交渉を当事務所へ依頼されました。
相手方らと連絡を取り合い直接の交渉を何度か重ねました。
相手方の提示した預金額の一部に矛盾があったため、当事務所において調査を行いました。

結果

遺産の範囲を把握するのに苦労しましたが、調査によって新たな預金等も見つかりました。
精神疾患のある方も相手でしたので、調停等の裁判手続きも覚悟していましたが、相手方のリーダー的な人物の信頼を得ることができ、当該人物の協力を経て、調停等の裁判手続きを行わずに、話し合いで解決しました。依頼者は法定相続分どおりの支払を受けることができました。

弁護士所感

本件は当方側に被相続人に関する情報なく、遺産の調査が必要でした。
また、精神疾患を有する方が相手方であったため長期化も懸念していましたが、相手方らと円滑にコミュニケーションをとった結果比較的早めに解決できたのは成果だと考えています。