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会ったこともない兄弟がいる?異母・異父兄弟姉妹の相続トラブルと解決法

「父が亡くなった後、戸籍を調べてみたら、知らない子ども、つまり異母兄弟がいたことがわかった」「疎遠だった異父姉妹が、自分が多めに遺産をもらうべきだと主張して話し合いにならない」

このような、異母・異父兄弟姉妹が関わる相続は、感情的な対立も絡み、トラブルに発展するリスクが非常に高いケースの典型です。

その主な理由として、

  • 親同士の不仲などが原因で、兄弟姉妹と一度も会ったことがなく関係性が希薄
  • 被相続人(亡くなった親)が内縁関係(事実婚)の相手との間に子をもうけており、相続人調査で初めてその存在が判明する
  • 関係性が疎遠なため、将来の関係維持を考慮せず、感情的に自身の権利のみを主張してくる

といった点が挙げられます。結果として、相続の第一歩である遺産分割協議を始めること自体が困難になることも少なくありません。

本記事では、このような複雑化しやすい「異母・異父兄弟姉妹間の相続トラブル」について、税理士・司法書士の資格も有する弁護士が、法的なポイントと具体的な解決策を分かりやすく解説します。

【実際に弁護士に寄せられたご相談事例】

  • 「父の死後、戸籍を調査したところ、前妻との間に子どもがいることが判明しました。手紙を送っても返事がなく、遺産分割協議が全く進みません。」
  • 「母には再婚前に生まれた異父兄がいます。母の遺産はすべて自分のものだと主張し、私たちには一切渡さない構えです。どうすればよいでしょうか。」
  • 「父の遺産相続を進める中で、父に認知した隠し子がいることが発覚しました。母も私たちも全く知らなかった事実です。この子にも遺産を分けなければならないのでしょうか。」

なぜ、このような事態が起こるのでしょうか。それは、相続の権利が関係しています。

>>無料法律相談についての流れはこちら

【重要ポイント】その兄弟姉妹は法律上の「相続人」ですか?

相続人調査で知らない兄弟姉妹の存在が判明したとき、最も重要なのが「認知」の有無です。

▼異母兄弟姉妹(父が違う兄弟姉妹)の場合
父親がその子どもを「認知」しているかが重要です。父親の戸籍に認知の記載があれば、その子どもは法律上の相続人となります。逆に、母親の戸籍にしか記載がなく、父親が認知も養子縁組もしていなければ、その子どもに父親の遺産を相続する権利は発生しません。

▼異父兄弟姉妹(母が違う兄弟姉妹)の場合
母親が出産した事実は戸籍から明らかなため、認知の有無にかかわらず、その子どもは常に母親の法律上の相続人となります。

このように、知らない兄弟姉妹であっても、法律上の相続人である以上、その人を除外して遺産分割協議を進めることはできません。

こんな時どうする?

ケース1:遺産の分け方で揉めている・相手が法外な主張をする

感情的な対立から、話し合いが平行線になることは少なくありません。特に不動産などが絡むと、評価額を巡って対立が深まることもあります。
▶︎ 遺産の分け方で揉めている方はこちら
▶︎ 不動産の評価額について折り合いがつかない場合はこちら

ケース2:異母・異父兄弟姉妹と連絡が取れない

相手の存在は戸籍で確認できても、現住所がわからなかったり、連絡を無視されたりするケースです。まずは戸籍の附票などで住所を調査しますが、それでも不明な場合や応答がない場合は、法的な手続きが必要です。

家庭裁判所に「不在者財産管理人」の選任を申し立て、選ばれた管理人がその相続人の代理人として遺産分割協議に参加します。

ケース3:相手が話し合いに応じてくれない・弁護士から手紙が届いた

相手が話し合いを拒否する場合や、すでにあちらが弁護士を立ててきた場合は、家庭裁判所に「遺産分割調停」を申し立て、法的な場で解決を目指すことになります。調停では、法的な主張とそれを裏付ける証拠の提出が不可欠です。
▶︎ 他の弁護士から手紙が届いた方はこちら

ケース4:遺言書が見つかったが、自分に不利な内容だった

「全財産を特定の人物に譲る」といった内容の遺言書が見つかっても、法律で保障された最低限の取り分である「遺留分」を請求できる可能性があります。
▶︎ 遺産をもらえない内容の遺言書が見つかった方はこちら(遺留分について)
▶︎ 家から遺言書が見つかった方はこちら(検認について)

【弁護士への相談を強くお勧めする理由】

異母・異父兄弟姉妹との相続トラブルは、ご自身だけで解決しようとすると、精神的な負担が非常に大きくなります。弁護士にご依頼いただくことで、以下のようなメリットがあります。

  • 正確な相続人の調査:戸籍を正確に読み解き、法的な相続人を確定します。
    ▶︎ 遺産の内容を調査して欲しい方はこちら
  • 相手方との交渉窓口:全ての連絡や交渉を弁護士が代理で行うため、精神的なストレスから解放されます。
  • 法的手続きの代理:複雑な調停や審判の手続きも、全て弁護士に任せることができます。
  • 税務まで見据えた解決策の提案:税理士・司法書士資格を持つ弁護士だからこそ、相続税や不動産登記まで含めたワンストップでの最適な解決策を提案できます。

もし、少しでも「トラブルになりそうだ」と感じたら、お早めにご相談ください。問題が複雑化する前に、弁護士が介入することで、円満かつ迅速な解決の可能性が高まります。

相続にお困りの方は虎ノ門法律経済事務所にご相談ください

異母・異父兄弟姉妹との相続問題は、法律の知識だけでなく、感情的な対立を乗り越えるための交渉力も必要とされる、非常にデリケートな問題です。

当事務所には、相続案件の解決経験が豊富で、かつ税理士・司法書士の資格も有する弁護士が在籍しております。法律・税務・登記のあらゆる側面から、あなたの状況に合わせた最善の解決策をご提案いたします。

初回相談は無料です。一人で悩まず、まずはお気軽に専門家である私たちにご相談ください。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野相続事件・離婚事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員
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