【相続解決事例】10年間の介護貢献を主張し、思い出の実家を単独相続

依頼者(年齢・性別)
40代女性
亡くなられた方
依頼者の母
相談者の属性
被相続人の長女
遺産種類
不動産(戸建住宅・土地)、預貯金
ご相談前の状況
10年にわたり一人で母親を介護してきた依頼者様。しかし、母親の逝去後、介護にほとんど関与しなかった妹が「実家は放棄するから預金が欲しい」と言い出したかと思えば、「実家を売却して代金の半分を」と要求してきました。依頼者様は思い出深い実家を手放したくなく、ご自身の介護の貢献を正当に評価してほしいと願いつつも、法的な対応が分からずお困りでした。
ご依頼内容
長年の介護による寄与分を法的に認めさせ、実家を売却せずに単独で相続したい。妹への代償金も適正に算出し、円満な解決を望んでおられました。
弁護士の対応と結果
まず、妹の「相続放棄」という発言が法的な手続きではなく、単に「実家が不要」という意思表示であることを整理しました。次に、不動産業者2社の査定により実家の価値を2,400万円と客観的に算定。依頼者様の10年間の介護を寄与分として主張し、交渉の結果、200万円の寄与分で合意を得ました。 最終的に妹への代償金を1,000万円とすることで遺産分割協議が成立し、依頼者様は大切な実家を守ることができました。
この記事の執筆者

弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店
横須賀支店長・パートナー弁護士
中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野相続事件・離婚事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員