【アパート相続】20年間の経営実績を寄与分として認めさせ、事業と生活基盤を確保

依頼者(年齢・性別・職業)
52歳 男性 自営業
遺産の種類
不動産(アパート)、預貯金
主な紛争相手
次男(依頼者の弟)
ご相談前の状況
20年間にわたり父親所有のアパート経営を一人で担ってきた依頼者様。しかし、相続発生時に不動産経営に関心の無い弟から「アパートを売却して現金で分けよう」と法定相続分を主張されました。アパート経営が生活の基盤であったため、売却は受け入れられず、話し合いは平行線をたどっていました。
ご依頼内容
アパート経営を継続するために建物を単独相続したい。これまでの管理実績を寄与分として評価してもらい、弟に支払う代償金額を適正な範囲に抑えたい、とのご希望でした。
弁護士の対応と結果
複数社の査定からアパートの価値を3,000万円と算出。依頼者様が20年間行ってきた管理業務について、通常の管理委託料(家賃収入の5%)を基準に寄与分を算出し、最終的に800万円の寄与分が認められました。 その結果、弟への代償金を1,100万円とする遺産分割協議が成立。依頼者様はアパート経営を継続でき、弟も納得のいく現金を取得し、円満な解決に至りました。
この記事の執筆者

弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店
横須賀支店長・パートナー弁護士
中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野相続事件・離婚事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員