【高額な相続税】不動産の一部売却で納税資金を確保し、事業承継と円満相続を両立

依頼者(年齢・性別・職業)
47歳 男性 会社経営者
遺産の種類
不動産(複数の賃貸物件)、現金、有価証券
主な紛争相手
次男・長女(弟・妹)
ご相談前の状況
総額3億円の遺産を相続するも、相続税が5,000万円を超え、手持ち資金では納税が困難な状況でした。事業継続に必要な不動産の維持を望む一方、弟・妹からは「平等に3分の1ずつ」と物件の売却を求められ、納税期限が迫る中で板挟みになっていました。
ご依頼内容
会社経営と賃貸事業を継続するため、主要な不動産を相続したい。相続税の納税資金を確保する現実的な方法を提案し、弟・妹も納得できる公平な分割案を作成してほしいとのご希望でした。
弁護士の対応と結果
詳細な相続税試算を行い、納税額を明確化。依頼者様が会社建物と主要な賃貸物件を相続し、事業に不要な他の物件を売却して納税資金に充てる案を提示しました。弟・妹には現金・有価証券と売却代金を分配する分割案を作成。 調停では客観的な評価額と税務試算を基に合理的な分割案を提示し、合意が成立。依頼者様は事業基盤を守りつつ、期限内の納税も完了できました。
この記事の執筆者

弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店
横須賀支店長・パートナー弁護士
中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野相続事件・離婚事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員