【共有不動産問題】売却に反対する妹を説得し、共有地の任意売却で利益を確保

依頼者(年齢・性別・職業)
63歳 男性 会社役員
遺産の種類
不動産(商業用地)、現金
主な紛争相手
長女(依頼者の妹)
ご相談前の状況
妹と2分の1ずつ相続した商業用地が、テナント撤退後3年間も空き地のままで、高額な固定資産税が負担となっていました。依頼者様は売却を希望していましたが、妹が「将来価値が上がるかも」と反対し、共有状態のため身動きが取れない状況でした。
ご依頼内容
土地の共有状態を解消したい。妹が同意しない場合の法的手段も視野に入れつつ、競売を避けてできるだけ高値での売却を実現したいとのご依頼でした。
弁護士の対応と結果
まず、裁判所による競売では売却価格が市場価格の7~8割になるリスクを妹に具体的に説明。不動産業者の査定で土地の適正価格が1億2,000万円であることを示し、任意売却の優位性を数字で証明しました。 最終的に妹も任意売却に同意し、1億1,500万円で売却が成立。諸費用を差し引いた1億1,000万円を折半し、依頼者様は5,500万円を取得して長年の懸案を解決できました。
この記事の執筆者

弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店
横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士
中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野相続事件・離婚事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員