認知症の相続人に対する成年後見の申し立て

依頼者(年齢・性別)
70代女性
亡くなられた方
依頼者の兄弟姉妹(長男)
相談者の属性
被相続人の兄弟姉妹
遺産種類
不動産・株・預金
争点
認知症の相続人がいる場合の対応
相談に至った経緯
依頼者の兄弟(長男)が死亡し、その兄弟に子供がいなかったため依頼者ら兄弟姉妹での相続となりました。 兄弟姉妹の中に認知症の疑いがある人物がいたため、遺産分割の話が進まずご相談がありました。
弁護士が対応したこと
認知症の疑いのある兄弟と直接面談しましたが、当該兄妹とは話ができず、成年後見の申し立てをする以外に遺産分割は難しいという結論となりました。 その後速やかに成年後見の申し立てを行いました。 成年後見の申し立てにより、認知症の兄弟に成年後見人が選任された結果、遺産分割ができ、遺産分割問題は無事に解決しました。
結果
成年後見の申し立てにより、認知症の兄弟に成年後見人が選任された結果、遺産分割ができ、遺産分割問題は無事に解決しました。
弁護士所感
認知症にはいろいろな種類があるため、一見認知症の疑いがあっても遺産分割が可能な場合もあります。 認知症の相続人がいる場合は、弁護士等にご相談ください。
この記事の執筆者

弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店
横須賀支店長・パートナー弁護士
中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野相続事件・離婚事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としている。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員